減圧
フィールドテスト:2014年夏
減圧
撮影:ジョン・ワトソン
過去7年間、サンタ・クルーズ・バイシクルズのスコットとディコンは、ユーロバイク・トレードショーの後、フライブルク近郊のトレイルを走るのが恒例となっていた。今年はThe Radavistのジョン・ワトソンとMission Workshop のライル・バートンも加わった。その結果、フライブルク周辺の伝説的な黒い森のトレイルで8時間の楽しい祭典が繰り広げられた。そのトレイルは、鬱蒼とした森を抜けるフロートレイル、轍の多い岩場の下り、そしてたくさんの根っこなど、壮大なマウンテンバイクの決まり文句と言えるものだった。
フライブルクは、カフェで縁取られた広場がたくさんある陽光あふれる大学の町だ。地平線いっぱいに広がるブドウ畑となだらかな緑の丘があり、なかなか去りがたい場所だが、翌日、ジョンとライルはスコットとディコンに別れを告げ、スイスに向かって南下した。翌日は、ダヴォスとグラールスの上の高い峠を越えていった。スイスアルプスの広大な大地は、黒い森の鬱蒼とした緑の樹冠を完璧に引き立てている。ほとんどのライディングは樹林帯の上の露出した地域で行われたが、時折、農家やサマーキャビンがあり、昼食休憩はとても文化的なものだった。やはりここはスイスなのだ。
以下は、ジョンが黒い森への旅とその後のスイスでの数日間を記録した印象である。